一線  死神は舞う
足元がよく見えない。





俺は、

ヴィラの後姿を追うのが精一杯だった。





あたりには何もない。







白い煙か霧のような何かが、

上下左右に広がる。







一歩間違えれば、

一生ここから出られないようにさえ思えた。








変わらない景色に、

いつまで歩いても息が切れることのない

カラダ。







ライフアウトでは、

どうやら本当に疲れないらしい。
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