秘密のお勉強会
「雅人、雄二、お母さんはアナタ達に電話してからとーっても待ったワ。
もちろん、いいわよネ?」


父さんは母さんを可愛い可愛いいうが、俺らからしたらこの笑顔は恐怖でしかない。

有無を言わせない笑顔に、俺達はコクリと虚しく頷いた。















「いいわネー! はい、次は向かいあっテー!!」

母さんの声が響くと同時にシャッター音が鳴る。
雅人はどう考えても苦笑いの顔で写真を撮られていた。

俺は無表情でいいと言われているからポーズだけこなす(それでも十分嫌だが)


俺達が今着ている服は、バドラーつまり、執事の服だった……。
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