俺サマ執事のお気に入り




「えっ!いいんですか?」





ちゃっかり私は、紅茶とケーキを食べてしまったのに…。




ほんとにいいのかなぁ‥?





そんな私の気持ちを見透かしたかのように緒方さんは話し出した。






「大丈夫ですよ。今回だけ‥ということなんですから。2人の秘密ということで‥ね?」





緒方さんはそう言ってまた優しく微笑んだ。





「はい!じゃあ、ごちそうさまでした!!」





「いえ、ではまたのご来店をお待ちしています。」





緒方さんはそう、深々とお辞儀をした。









< 30 / 152 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop