The 昭和 Girl 〜ナウいひと夏の経験
「あの・・」


部屋を出ようとしたお祖母ちゃんに声をかけた。


「どうしたの?」



「シャワー浴びていいですか?」


とにかく思考回路を正常にしてきちんと考えたかった。


頭は相変わらず痛いし。




「何でいきなり敬語なの?変な子ねぇ。そうね、少しスッキリしなさいな」



あたしは無言でコクンとうなづいた。




着替えを探そうと洋服ダンスを開けてみた。



「うわっ、何これ???」




目に飛び込んできたのは




レースとリボンのフリフリ系の洋服ばっか!!


それとアロハ?まがいの派手なプリントのシャツとか・・・・


セーラー服ぽいようなのもある。




「お母さんて・・・こんな服着てたんだ」



まるでコスプレみたい。



そしてあたしは



自分が今いる時代が




平成ではなく昭和だと気づかされたのだった。




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