隣に居させて [短編]
「無理…だよぉ」
ヒロ君の言葉で、溢れる涙。
あのキスをなかったことに?
そんなの無理に決まってる。
「ヒロ君にとってはっ、忘れたいことかもしれないけどっ…。
私はっ……ヒロ君のこと、大好きだからっ…。忘れられないよぉ…!」
言ってしまった後悔と恥ずかしさが私を包む。
大嫌いって言われておきながら、告白するなんて私ってどれだけ馬鹿なんだろう?
「…こんなの、いいたくなかったのにっ」
余りにも結末が知れてて、余計涙が溢れる。
今ヒロ君はどんな顔してる?
馬鹿みたい、って笑ってるかな?
気持ち悪い、って引いてるかな?
そう思ってたのに。