隣に居させて [短編]
「―やっぱり、あのキスはなかったことにさせて…。」
そう言うと、涙を拭っていたタオルと手を退かされて。
「嫌なら抵抗しろよ…?」
「…ほぇ…?」
と。さっきとは全く違う、
「んっ…」
あまいあまーい
キスをされた。
「…///!?な、にしてっ!?」
一瞬で真っ赤になる私。
まだ目がぼやけてて、ヒロ君の顔がよく見えない。
「あのなー、奈都。目くらい閉じろよ」
はぁ、とため息をつくヒロ君。
「へ!?あ…うん///?」
そう言われて、思い出す感触。
私は余裕なヒロ君と違って、のぼせすぎて頭がくらくらする始末。