隣に居させて [短編]
「…いや、あのね?あほじゃわかんないから。具合悪いなら…「ちげーよっ!!」
まだいい終わらないうちに遮られた言葉。
「じゃあどうしたの?」
そう聞くと、ヒロ君は勢いよくベンチから立ち上がって
「なんでわかんねぇんだよ!あほ奈都!!」
と、繰り返された。
「あほって言わないでよ!ヒロ君最低っ!言いたいことあるならはっきり言ってよ!!」
あーぁ。大嫌いとかあほとか、ほんとついてない一日。
そう思ってたら、ぐいっと腕を引っ張られて。
「さっき嘘だったって言ったじゃねーかよ!」
ヒロ君は顔が見えないようになのか、私を抱きしめて言った。
「そもそも大嫌いなやつのこと助けねーし!キスだってしねーし…。気付けよ!あほ!」
え…?
それって…。