そのコップは空(ソラ)だった。


「分からないならいいや」


彼は軽い口調で促した。


正義感であって…ほしい…。


私はそれほど意志が強い人間だと思えないが。


「もっ…もームリ…ッ!」


私はバタンと倒れた。


すがすがしい空。



それへ飛行機雲が走る。


< 227 / 258 >

この作品をシェア

pagetop