幼なじみと、ちょー接近中!?~約束のラブリング~



あたしが玄関に着いた頃には、玲は玄関に上がっていた。


あたしは笑顔で玲を迎える。



「玲、おはよう!!」



「おはよう光里。

何か顔赤いよ?」



「…へ?」



玲に言われて、先ほどの出来事を思い出す。

そ…そういえば今、顔が茹でタコ状態なんだった…!!


あたしは手を横に振りながら、必死に釈明する。



「えっと…

さ…さっきまで、息を止める練習してたの!」



「ふーん」



玲は眉を潜めながらも、どうやらあたしの言い分を信じてくれたみたいだった。


…いっちゃん、後で覚えておいてよ?



「とにかく上がれよ」



「おじゃまします!」



いっちゃんの言葉により、靴を脱いでリビングへと向かう玲。



あたしも玲に続いてリビングに向かおうとすると、妖しい表情であたしを見るいっちゃんと目が合った。

…いっちゃんのおかげで、恥ずかしい思いをしたじゃん!!



そう思いながらも、あたしは急いでリビングへと向かった。





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