俺様のち王子。[完]



「神谷クン。ついにホントの恋に目覚めたわね。」


そうか、俺は。

俺は――…


「大事にしなさいよっ。この娘のコト♪」


その言葉を聞いてから、
俺は保健室を出た。



頭の中に浮かぶのは、唯の顔。

気がつけば、唯の事考えてる。




俺、唯の事が好きだ。






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