特等席はアナタの隣。
「平気だから…ありがとう」
身体を捩らせ、その手を避ける。


「………ねぇ、モカちゃんて彼氏いるの?」

顔どころか、身体までくっ付けて高橋君が聞いてくる。

なんか、やだ…。
どうしてそんな話しになるの…?


触れてる部分がどんどん冷たくなっていく。


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