Bitter&Sweet




いつも二人で


なに?
お兄ちゃん
なにを言いたかったの?



また外が光り
ものすごい轟音が鳴る



だけど もう怖くはなかった
私の神経全てが
お兄ちゃんに向けられてる





「……………ねぇ姫」


お兄ちゃんは丁寧に
私の髪や背中を撫でながら



「姫は雷が嫌いなんだろうけど
オレは雷が大好きなんだ」


「…………どうして?」


なぜか声が震えた
お兄ちゃんの声は
落ち着いてるように
聞こえたけど


明らかに いつもと違う



「雷はオレを許してくれる」


「…………許すって?」



私が そう訊くと
お兄ちゃんの吐息が震えて
一瞬、泣いてるのかと思った




「………お兄ちゃん?」



ガッ…………と
いきなり肩を掴まれて
身体を引き離される


お兄ちゃんが
私の顔をのぞき込んだと
思った時には
唇が重なってた




「――――――――……っ」



なに?


なにをしてるの?



今、自分の身に
何が起きてるのか
さっぱり理解できない



だけど、唇を噛むように
何度も何度も塞がれて
息が だんだん苦しくなる



お兄ちゃんを押し返そうと
少し抵抗したら
後ろ頭をわしづかみにされ
さらに深く舌が入ってきた






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