Bitter&Sweet



ムッカーと怒りが
頭のてっぺんまで込み上げ
バッと立ち上がって


「お兄ちゃんのバカッ」


スタスタ
脱衣室を出た


「待って姫
ごめん、ごめんなさい」


お兄ちゃんは笑いながら
私の後ろを着いてきた


もお、知らないっ


お兄ちゃんを無視して
キッチンに入り
冷蔵庫からお茶を出して
グラスに注いだ



「ごめんって
ねぇ、姫
お姫さま、許して」


私の後ろで
甘えた声を出してる
お兄ちゃんを振り返り
ギロっとにらみ


「お兄ちゃんの嘘つき
私が一緒にお風呂なんて
恥ずかしいこと
するわけないもん」


記憶があろうと なかろうと
私は私だ


今の私が恥ずかしいことを
前の私がヘーキなわけない


「一緒にお風呂は本当だよ」


「え?」


お兄ちゃんは私の頬を撫で


「オレと姫は
ここでは夫婦だった
バカみたいに
いっつも二人で
くっついてた」



知りたいと思ってた
記憶をなくす前のことを


だけど
夫婦のように暮らす
お兄ちゃんと私を想像してみる



……なんだか恥ずかしくて
くすぐったい



私はお兄ちゃんと
夕べ両想いになったばかりだし


兄妹でいいのかな?って
罪悪感もある



ちょっと違うかも知れないけど
浦島太郎な気分だよ………





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