吸血鬼と紅き石
「お姉ちゃんに、良いモノ見せてあげる!」
そんなリイエンとは対照的に、これぞ泣いた烏がもう笑った宜しく、顔を輝かせたターニャがリイエンの手を掴んで引っ張る。
「…ちょ、ちょっとターニャ!」
嬉々とした足取りの幼子に、半ば引っ張られるようにして連れて行かれた先は、レンバルトの自室。
「こ、こらターニャ。人の部屋は勝手に入っちゃダメでしょ!?」
慌てるが、もう遅い。
どこにこんな力があるのか、驚いてしまう程強い力で手を引かれるがままにリイエンも自室に立ち入り。
そんなリイエンとは対照的に、これぞ泣いた烏がもう笑った宜しく、顔を輝かせたターニャがリイエンの手を掴んで引っ張る。
「…ちょ、ちょっとターニャ!」
嬉々とした足取りの幼子に、半ば引っ張られるようにして連れて行かれた先は、レンバルトの自室。
「こ、こらターニャ。人の部屋は勝手に入っちゃダメでしょ!?」
慌てるが、もう遅い。
どこにこんな力があるのか、驚いてしまう程強い力で手を引かれるがままにリイエンも自室に立ち入り。