。*crybaby*゚


帰り道の途中、人通りの少ない橋で川を見下ろしながら涙を流す。


いっそ消えてしまえたらいいのに


そ―っと身を乗り出してみる。


意外に流れが速く、落ちたらただではすまないことが分かる。


しばらくそのまま川を見下ろす。


どうやら自分は死ぬ度胸もないらしい。


ため息をつき体勢を戻そうとする。


ドクン


いきなり体が脈打ちバランスを崩す。


必死に何かに捕まろうとするがむなしく、手は中をかき


落下する。


少しでもこうなることを望んだ罰だろうか…


数秒前までの自分に後悔し、ひたすら死にたくないと思う。


現実から目をそらすように、固く瞳を閉じた。


こぼれた涙が水面に波紋を創り、光に包まれた気がした―
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