切ナクテ、恋シイ、ヒト。

「ちょっと・・・離してや・・・」


「いやだ、離したくない」


抱く腕に力が入る。


アタシはますますドキドキしていく。





「・・・・今でもまだユウって奴のこと、好きなのか?」

彼は聞いた。




「・・・え?」


アタシはなんて答えていいのかわからなくて質問が聞こえていたけど

聞こえないフリをした。




< 163 / 360 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop