恋戦(コイイクサ)
赤く染まった空を背に、私はトボトボと歩いていた。
長く伸びた影に視線を落とし、額にはじんわりと汗を掻いている。
どうすれば良いのだろう…。
私の口から漏れるのは溜息だけだった。
『友だち以上恋人未満なんだけど、正確には二人は付き合ってることになるからね』
隣を歩く新堂くんの顔を見上げると、相変わらず感情を読み取れない無表情。と言うか、不機嫌そうな顔。
そんな新堂くんと私は実際には違うけど、“彼氏と彼女”になってしまったのだ。
『新堂くんに女の子の友だちが出来たってバレたらどうなる?大変な事になるよ?』
確かにそうかもしれないけど…。
『私も仲良くなりたいって女が殺到するよ。そうしたらどうなる?新堂くん倒れるんじゃない?』
そうだろうと私も思うけど…。
『莉寿意外の女が新堂くんに近寄っちゃ駄目なの。だから、ね?』
…………。
新堂くんの彼女になっちゃて、私は安全に高校生活を送れるのでしょうか…。
長く伸びた影に視線を落とし、額にはじんわりと汗を掻いている。
どうすれば良いのだろう…。
私の口から漏れるのは溜息だけだった。
『友だち以上恋人未満なんだけど、正確には二人は付き合ってることになるからね』
隣を歩く新堂くんの顔を見上げると、相変わらず感情を読み取れない無表情。と言うか、不機嫌そうな顔。
そんな新堂くんと私は実際には違うけど、“彼氏と彼女”になってしまったのだ。
『新堂くんに女の子の友だちが出来たってバレたらどうなる?大変な事になるよ?』
確かにそうかもしれないけど…。
『私も仲良くなりたいって女が殺到するよ。そうしたらどうなる?新堂くん倒れるんじゃない?』
そうだろうと私も思うけど…。
『莉寿意外の女が新堂くんに近寄っちゃ駄目なの。だから、ね?』
…………。
新堂くんの彼女になっちゃて、私は安全に高校生活を送れるのでしょうか…。