恋戦(コイイクサ)
瑠璃に半ば強引に、私を送るように言われた新堂くん。
そんな不機嫌な顔をするぐらいなんだったら、わざわざ送ってくれなくても良いのに。
そうまでして、友だち以上恋人未満になってまで、アレルギーを治したいのだろうか。
本当は違うけど、この男前な新堂くんが……
今日から私の彼氏。
じっと新堂くんの顔を見上げていると、ふとこっちに目線を移動させた新堂くんと目があった。
「…私の名前、知ってる?」
目を逸らすのは何故だか負けたような気がして、私は目を合わせたまま逸らすことなく新堂くんに聞いた。
「莉寿………御手洗莉寿」
「あ、知ってたんだ」
「………」
別に嫌味でも何でもなかったのだけど、あまりに関心なさそうだったから聞いてみたのだが、どうやら新堂くんにとってはそれが心外だったようで、その瞳が一層不機嫌な色になる。
そんな不機嫌な顔をするぐらいなんだったら、わざわざ送ってくれなくても良いのに。
そうまでして、友だち以上恋人未満になってまで、アレルギーを治したいのだろうか。
本当は違うけど、この男前な新堂くんが……
今日から私の彼氏。
じっと新堂くんの顔を見上げていると、ふとこっちに目線を移動させた新堂くんと目があった。
「…私の名前、知ってる?」
目を逸らすのは何故だか負けたような気がして、私は目を合わせたまま逸らすことなく新堂くんに聞いた。
「莉寿………御手洗莉寿」
「あ、知ってたんだ」
「………」
別に嫌味でも何でもなかったのだけど、あまりに関心なさそうだったから聞いてみたのだが、どうやら新堂くんにとってはそれが心外だったようで、その瞳が一層不機嫌な色になる。