恋戦(コイイクサ)
「友だちなんだから、仲良くて当然じゃない?」

冷静を装い私は答えたが、熱くなる顔を自分で自覚する。

「まあ、そうだね。早く新堂のアレルギーが治ると良いね」

「うん…」

「アレルギーはどんな感じ?だいぶん治ってきた?」

「………」

そんなことは私に聞かれても分からないから、私は新堂くんの顔を覗き込んだ。

「ちょっと触ってみたら?」

腕に少し触れたぐらいでは平気な事は分かっていかたら、少々強引ではあるが、ぎゅっと抱きつくようにと秋武くんは私に言った。

「それはちょっと…無理じゃない?」

はっきり言って無理だ。

新堂くんが無理なんじゃなくて、私が無理だ。

「大丈夫大丈夫」

瑠璃も秋武くんも囃し立てる。

新堂くんも何とか言えば良いのにと思うのに、反論も出来ないぐらい狼狽えているのか、新堂くんの瞳が右往左往していた。




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