恋戦(コイイクサ)
仕方なく私は横に座る新堂くんの背中に、そっと右手で触れてみた。
やっぱりピクッと体が反応するが、私が見た限りでは新堂くんの顔色に変化はない。
それを確認した私は「早く!」と秋武くんに急かされる中、両腕を伸ばした。
新堂くんの横から抱きつく様に、優しく腕で包み込んだ。
ドキドキと心臓が騒がしいのは、当然の事なんだ。
男の子に抱きついたことも、こんなに近くで感じたことも、初めての事なのだから…。
私はもう良いだろうと思い、新堂くんから体を離そうとすると、秋武くんと瑠璃に「まだ駄目だよ」と言われる。
相変わらず大きく波打つ鼓動が、新堂くんに聞こえてしまうのではないのだろうか。
そう意識してしまうと同時に顔が熱くなる。
私は秋武くんが「もう良いよ」と言うまで、見られないようにと下を向いていた顔を上げることが出来なかった。
「…大丈夫?」
照れるような、歯がゆいような、そんな不思議な感覚を誤魔化すように、私は新堂くんを覗き込んだ。
腕に蕁麻疹が出ている様子もない。
顔も青ざめているという事もない。
茹蛸の様に顔が真っ赤になっているが、どうやら意識もはっきりしているようで
「大丈夫…」
小さい声で返答もあった。
やっぱりピクッと体が反応するが、私が見た限りでは新堂くんの顔色に変化はない。
それを確認した私は「早く!」と秋武くんに急かされる中、両腕を伸ばした。
新堂くんの横から抱きつく様に、優しく腕で包み込んだ。
ドキドキと心臓が騒がしいのは、当然の事なんだ。
男の子に抱きついたことも、こんなに近くで感じたことも、初めての事なのだから…。
私はもう良いだろうと思い、新堂くんから体を離そうとすると、秋武くんと瑠璃に「まだ駄目だよ」と言われる。
相変わらず大きく波打つ鼓動が、新堂くんに聞こえてしまうのではないのだろうか。
そう意識してしまうと同時に顔が熱くなる。
私は秋武くんが「もう良いよ」と言うまで、見られないようにと下を向いていた顔を上げることが出来なかった。
「…大丈夫?」
照れるような、歯がゆいような、そんな不思議な感覚を誤魔化すように、私は新堂くんを覗き込んだ。
腕に蕁麻疹が出ている様子もない。
顔も青ざめているという事もない。
茹蛸の様に顔が真っ赤になっているが、どうやら意識もはっきりしているようで
「大丈夫…」
小さい声で返答もあった。