恋戦(コイイクサ)
「新堂、だいぶん進歩したんじゃないのか?」
自分の事のように嬉しそうにしている秋武くんと、同じく嬉しそうに「うんうん」と頷いている瑠璃の声を、私は熱った顔のまま聞いていた。
「アレルギーが治る日も近いんじゃない?」
瑠璃の言葉に「そうだね」と私が返事をしようとした時、
「……あ………」
秋武くんの残念そうな声が聞こえた。
秋武くんの視線は真っ直ぐに新堂くんの腕を捉えていて、私と瑠璃もそれにつられるように視線を移した。
この前瑠璃に触れられた時ほどではないが、微かに赤くなった腕に小さな蕁麻疹らしき物が数個、新堂くんの腕にできている。
「やっぱ抱きつくのは駄目だったか」
秋武くんは項垂れた。しかし直ぐに顔を上げ、
「でも!!莉寿ちゃんだからこれぐらいで済んだんだよ。もし莉寿ちゃんじゃなくて、他の女に抱きつかれたりしたら新堂ぶっ倒れるから」
何故か新堂くんにではなく、私に言った。
まるで私を慰めるかのように…。
自分の事のように嬉しそうにしている秋武くんと、同じく嬉しそうに「うんうん」と頷いている瑠璃の声を、私は熱った顔のまま聞いていた。
「アレルギーが治る日も近いんじゃない?」
瑠璃の言葉に「そうだね」と私が返事をしようとした時、
「……あ………」
秋武くんの残念そうな声が聞こえた。
秋武くんの視線は真っ直ぐに新堂くんの腕を捉えていて、私と瑠璃もそれにつられるように視線を移した。
この前瑠璃に触れられた時ほどではないが、微かに赤くなった腕に小さな蕁麻疹らしき物が数個、新堂くんの腕にできている。
「やっぱ抱きつくのは駄目だったか」
秋武くんは項垂れた。しかし直ぐに顔を上げ、
「でも!!莉寿ちゃんだからこれぐらいで済んだんだよ。もし莉寿ちゃんじゃなくて、他の女に抱きつかれたりしたら新堂ぶっ倒れるから」
何故か新堂くんにではなく、私に言った。
まるで私を慰めるかのように…。