恋の忘れ物 ~先生と私の追憶~

恐れていた事が現実となった。

ここで、オムライスが登場するが、なかなか手を付ける事が出来ない。


今の私にはダメージが強すぎる。



「小春?どうかした?」
保谷さんの問いかけに答えるのが精一杯。


「…あ、いいえ何でも。食べちゃいましょうか。」

何もないフリを演じる。
大好きなオムライスなのに味を感じられない。



「ねぇ、どう思う?」

「…」

「ってかねぇ♪あれは顔もいいけど、体もかっちりとしていてさぁ、ありゃモテると思うよ。あぁ~、連絡先聞けばよかったぁ」

保谷さんは本当に悔しがっていた。


連絡先…私だって知らない。
でも先生の居場所は知ってる。


私の中で葛藤があった。


< 142 / 144 >

この作品をシェア

pagetop