恋の忘れ物 ~先生と私の追憶~


文化祭も終盤になり後夜祭が始まろうとしていた。


早く大谷先輩に言わなくちゃ。

一仕事を終え大谷先輩を探すが見つからない。


本部のテントに戻ると一人先生が椅子に座っていた。


先生!!


随分と話すことなく日々が過ぎていた事で、無性に先生と話したかった。

思わず声をかけてしまった。


「先生!みんなもう校庭に向かってるよ?」


「あ~、後から行くよ。」


久々に話せて凄いドキドキしてる。

何気ない会話だけど私にとったら全てが特別。





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