夢みる蝶は遊飛する
そしてたどり着いた結論は、私が必要のない子どもだから、ということだった。
それでも必要とされたくて、もがきつづけた。
諦めきれなかった。
私の喜びと両親の幸せは比例しない。
そのことはわかっていても、諦めきれなかった。
けれど今、最期まで愛し合っていた両親は、死を経てやっとまた逢えたのだ。
それなのにそこに私の存在が割り込めば、また両親の幸せを壊すことにつながるのではないか。
そう考えたら、行くことはできない。
両親のもとにも、きっと私の居場所はないのだ。
真実を見つめるだけの勇気は、私にはまだない。
過去を生きる私は、現実にたどり着けないでいる。
私の封印していた過去。
思えば、私の孤独はあの時からはじまった。