短編集
あれから何日経っても龍ちゃんからの連絡はなかった。
いつもそうだった。
私から電話やメールをしていたし、
返事をくれたりはあんまり無かったけど。
明日がとうとう、龍ちゃんの誕生日パーティーの日。
いつものように高級ホテルを丸々貸切にして行われる
私はいつも招待状なんか無くても入れてもらえていた。
幼なじみって言うことで。
「…はぁ」
本当に自分が嫌になる。
こうやってキッチンに立って、ケーキを作っている自分が嫌。
行かないって決めたのに。
行きたいって思ってる
最後にちゃんと龍ちゃんに会いたい。
龍ちゃんの姿を目に焼き付けたい。
もう私が会いたい!!って思わなきゃ会うこともないだろうから。