私は愛されていた。
朝目覚めると、渡部さんは隣で寝ていた。


『可愛い』

そう言って、携帯のカメラを起動して1枚写真を撮った。



私は、その寝顔の写真を見るだけで幸せになれた。




『ヤーナー??』


そう言って私の腕を引っ張って抱き寄せた。



キャッ



『えっと〜‥おはようございます(笑)』


『おはよう』



私は朝から機嫌がよかった。



『どしたぁ〜??朝から何か良いことでもあったか??』

渡部さんは不思議そうな顔で私を見てきた。



そんな渡部さんにお構いなしに


『あの‥これからスーパーに買い物に行きたいんですけど、どうやって行けばいいですか??』


『はっ??』

起きたばかりの人には難しい質問だったみたい。
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