私は愛されていた。
『ここの信号を曲がったすぐ先に‥

あった!!』



私は走って店の中に入った。


かごを持って

『ケーキとジュース。それから‥』




私は、次々に商品をかごに入れレジに並んだ。

会計が終わり、出口に向かうと‥



『池上さん‥』


目の前に現れたのは池上さんだった。



『よっ!!お疲れ』



えっ!?

『お、お疲れ様です。今、休憩中ですか??』


『おう。ヤナはこんな時間に何してるんだ??』



『渡部さんに内緒でケーキ買いに来ました。誕生日祝ってあげられなかったので‥』


『そっか。今、渡部は??』


『家で洗濯物を干してると思います(笑)』



そう言うと少し間が空いてから‥





『気を付けて帰れよ!!』
そう言って見送ってくれた。




『池上さんの移動先って、この辺なのかな??』


想像以上に近いことが分かって笑ってしまった。
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