旦那様は社長 *②巻*
それから数分後ーー…
ーーコンコン
嵐が到着。
「やぁ、光姫さん。ハネムーンはどうだったかね?」
「えぇ。とても素敵な場所でした」
「それはよかった」
会長はゆっくりとソファーに腰を下ろす。
「悠河、光姫さんも座ってくれないか?」
「……はい」
社長に続き、あたしも
ソファーにゆっくり
腰かけた。
いつもと違う…会長の雰囲気に、あたしは違和感を覚えた。
少し重苦しい空気が
社長室に漂う。
あたしの不安を悟ってか、社長がそっとあたしの手を握ってくれた。
“大丈夫。オレがついてるから”
まるでそう言っているみたいに。