旦那様は社長 *②巻*
「それで…今日のご用件は何でしょうか?」
「あぁ。2人に確認したいことがあってな…」
「確認…ですか…」
会長はテーブルの上のお茶を飲みながら、口を開いた。
「悠河は有栖川を継ぐつもりがあるか?」
真っ直ぐ社長を見据えて意思を確認する会長。
いつものようにふざけた様子は見られない。
たぶん…
今日は真剣な話をする
ために来たんだ。
社長は
どう答えるのかな…?
あたしはチラッと
視線を社長に送った。
「私は有栖川を継ぐために育てられてきたはずですが?」
“何を今更”
とでも言うような
口振り。
でも確かにそう。
社長には他に兄弟は
いないし。
跡を継ぐのは社長しか
いないはずなのに…
何で今更
そんなことーー…
あたしは会長に視線を移し、ジーッと見つめながら次の言葉を待つ。
「確かにお前は正当な、有栖川の後継者だ。
しかし……」
「しかし…何ですか?何か私に不満でも?」