甘甘王子の秘密〜オモチャ会社の俺様社長〜アイドルやホストイマス
「……」



あたしは、赤くなった顔をしながら黙り込んでしまった。



理由は、直視出来ないから。甘甘王子の甘い笑顔を見て……


「どうかした?亜佐美さん」



あたしの顎をグイッと押し上げ、まじまじと見つめられる。


意外に、まつげが長く。肌はスベスベしていて、目の下にはホクロが一つ。



カラコンか何か分からないけど、瞳が青い。吸い込まれそうなぐらいキレイだ。


はっと気付いた時には、目の前に甘甘王子のドアップが。



夏だから、暑さのせいで、制服のボタンが何個か開いている。覗き込めば、甘甘王子の胸板まで見えそうだ。



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