甘甘王子の秘密〜オモチャ会社の俺様社長〜アイドルやホストイマス
「亜佐美さんって、スケベ?」



「ち、違いますよ」



全力であたしは、否定した。けど、甘甘王子は、ただクスクス笑うだけで信じてくれそうもない。



うっ……あたし、スケベじゃないのに……



もう少しで見えそうだなって思っただけだし。甘甘王子の胸板……



「そう言えば、亜佐美さんって何しに来たの?三年の教室に」



「あ……そう言えば……」



三年の教室に行けしか言われてないから、結局分かんないんだ。



「えっと……あたし行きます!」



「え?うん……じゃあね?」



甘甘王子は、あたしに向かって手を振ってくれた。あたしも頭を下げてから手を振り教室を出ていったのだった。



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