甘甘王子の秘密〜オモチャ会社の俺様社長〜アイドルやホストイマス
「亜佐美ちゃんにね……」


もしかして……



ニッコリ微笑む来夏ちゃんにあたしは、嫌な予感がした。
確か前にもこんな場面があったからだ。



「亜佐美ちゃんにお願いがあるの」



そう言って来夏ちゃんは、腰掛けていたソファーから立ち上がる。



立ち上がった瞬間来夏ちゃんが付けている香水が、あたしの鼻をかすめる。



甘い甘い匂いだ。





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