甘甘王子の秘密〜オモチャ会社の俺様社長〜アイドルやホストイマス
「あの……ね」



言いにくそうに来夏ちゃんが、モジモジしている。


そして、決心してからスーッとあたしの手を顔の辺りに持って来て、ギュッとお祈りするように握った。



「また写真……構わないかな?」



写真って……やっぱり……


「だから、マイカメラを?」



「はぁ、すごい緊張しちゃった」



来夏ちゃんは、緊張して居たためあたしの言葉なんて聞いては居なかった。



少し恥ずかしそうに、頬が赤い。



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