甘甘王子の秘密〜オモチャ会社の俺様社長〜アイドルやホストイマス
「こら!待て!」



「はぁはぁ……」



パジャマであたしは、寮の周りを走り回っている。


なんで?



頭の中は、普通ならキスでいっぱいのはずなのに。今はそれどころじゃなかった。



「怖い……」



朝食もまだで、あまり眠れなかったあたしは、目を擦りながら一生懸命に手と足を動かす。



まるでターミネーターに追い掛けられているんじゃないかと思う程恐かった。



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