俺様執事に全てを奪われて
「馬鹿にされるのは好きじゃない
それだけだ
ぎりぎりまで、私が聖一郎の女として行動するから
なんか良い手を考えろよ?」

「ありがとうございます
ですが、椎名さんもご自分の人生を大切にしてください」

わたしの人生か

大切に、と言われても

よくわからないんだ

何が大切にするべきで、そうでないのか

元が好きなのに、2度も振られたら…堪えるだろ

もう振られたくないしな

元への気持ちは隠す

隠していれば、そのうちわからなくなるだろ?

「椎名さんの人生を踏みにじってまで、見合い計画を実行しようとは思いませんから
あの2週間もすれば愛子さんの誕生日になるので
入籍するつもりでいますから
椎名さん、無理しなくていいんですよ」

愛子の誕生日が近いのか

なら…解決できるな

わたしの生理が来る前に、愛子と聖一郎が夫婦になれるのだ

「そうか!
16歳になるから…結婚するんだな
それは良い計画だ
なら2週間は絶対にばれないようにしないとな
今夜はありがとう」

わたしは車のドアを閉めると、家の門を開けて中に入った
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