僕らのベリーソルジャー
「あの……あの、さ。」


口籠もりながら天馬が言う。


「ん?どうした?」


優しく問い返す茶色い瞳。


「あの、ね。聞いてくれてありがと。」


白い肌を耳まで赤く染めて言う天馬が可愛くて、一悟は少しドキドキした。


「いいや。こっちこそ、そんなとっておきの話を聞かせてもらって、ありがとうな。………ひとつ、聞いていいか?」


激しいビートを刻んでいる心臓の事はおいといて、一悟は天馬を覗き込んだ。

「彼女……天馬の妹、な。名前はあるのか?」


その問いに天馬はピクリと体を震わせた。
< 183 / 201 >

この作品をシェア

pagetop