恋するキモチ
「七瀬先生」
「ひゃっ、はい」

久しぶりに
松坂先生が
私に
声をかけてくれた。

びっくりして
うれしくって
変な声が出ちゃった。



部活の帰り道、汗を拭いていた手を止めて、松坂が振り返った。

「先生さ、徹平と付き合ってるの?」

「○!※?」
言葉がでない。


七瀬は目を丸くしたまま、そんなことを言い放った松坂の顔を見つめていた。
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