恋するキモチ
「今のお前ならさ、ちゃんと向き合えるって」

黙り込んだ俺の肩を篤朗が叩く。


いや
やっぱり
明梨のことは
そんなふうに
考えられない

第一、
明梨の気持ちは?



俺はいつも頼ってるけど
あいつは
受け入れてくれるだけで
何にも言わないから



明梨、
あの時
なんで怒ったんだろう。



今更
気になって仕方なかった。
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