恋するキモチ
「大丈夫?体調悪いの?緊張してるの?」
七瀬先生は俺の方に歩いてきた。

「なんだろ?体調はいいはずです。もう行けます」
なんだか仲間達に遅れてしまったことが、すごく嫌だった。

「走るの?」

「走りますよ。俺、今日走らなかったら、何のために今までがんばってきたんですか!」

「…そうだね」

なんだか、むきになちゃった。
七瀬先生に悪かったかな…。

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