恋するキモチ
「間に合った?」
「はい。本当にすみません」

俺は、ちょっと恥ずかしかった。
だって…
トイレ借りるなんてさあ
恥ずかしいじゃん

「これ、飲んでいきなよ」
七瀬先生は、お水と薬を用意してくれていた。

「私もよくおなか壊すの。これ、効くから」
そう言って微笑んでくれた。

まるで
俺が考えている事
全部わかっているみたいに。


七瀬先生って
本当は
こんな人なんだね

いつも
ちょっとだけ
誤解してたかも
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