恋するキモチ
その後、俺の体調は何とか持ちこたえ、みんなが待つ、陸上競技場へ着くことができた。


「徹平、大丈夫かよ」
「大丈夫だから、ありがとよ」
優しく篤朗が声をかけてくれる。


「徹平、エントリーしたけど、無理するんじゃないぞ」
「はい」
俺は親父からもらったシューズに足を入れる。


何のために
今まで
頑張ってきたんだよ


走るんだ
俺は
走りたいんだ

もう
俺には
ゴールしか見えない
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