恋するキモチ
午前中に試合のあった100メートル走。
篤朗は惜しくも9位で、入賞できなかった。

こうゆうとき
かける言葉が
見つからない


でも
篤朗は、そんなとき
自分から、こう言うんだ

「俺以上に頑張ってる奴らが、まだまだいるってことさ」
仲間への気づかい
自分への励まし



「俺の分まで、見返してくれよ」
いつもの笑顔で
俺の肩をたたく



「まかせとけ」
篤朗への俺の気持ちと
少しの強がり
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