聖花学園~花よ咲き誇れ~2
「あ、大丈夫です。……来てくれて有り難う御座います。行きましょう」

 わたしは優姫先輩の心配を吹き飛ばすような笑顔で言い、先に歩き始める。




 火曜日に寮に帰ってからずっと考えてた。

 呉羽先生の対処法を。


 これ以上あの人の好きにはさせないために……。


 そして、一つだけ思いついた。

 この方法が上手くいくかは分からないけど、皆を巻き込まないようには出来る。



 何にせよ、わたし次第だ。


 皆を守るという決意をもう一度胸に秘めて、保健室へと足を進めた。




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