聖花学園~花よ咲き誇れ~2
 跳ねた心臓は胸をキュゥッと締め付け、余韻のように早鐘を打つ。


 ドキドキが……止まらない……。


「他に何か食べるか? 持って来てやるよ」

「あ、じゃあとうもろこし……」


 流依の申し出に、わたしはボーっとしたまま適当に答えた。


「分かった」

 そう答えると、流依はわたしのリクエストしたとうもろこしを取りに離れていく。


 その後姿を見ながら思った。



 ……違う……。


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