聖花学園~花よ咲き誇れ~2
「ぅえっとぉ! わたし自分で歩けるから! それにこのままだと流依まで濡れちゃうし!」
何とか降ろしてもらおうと言葉を並べ立てるけど、流依はわたしを放す気はないみたいだった。
「もう濡れてる。それに、俺がお前を傷物にしてしまったんだ。……責任取らせろよ」
その言葉に、わたしの顔はカァッと熱くなる。
「そ、そんな誤解されそうな言い方しないでよっ……!」
「誤解?」
聞き返してきた流依の顔が、次に意味ありげな微笑みへと変わる。
「誤解ねぇ……。小都子、お前何を考えたんだ? 俺は怪我をさせてしまったからって意味で言っただけだぞ?」
「っ!?」
その瞬間、体中の血液が全部頭に集まったんじゃないかってくらい顔が熱くなった。