聖花学園~花よ咲き誇れ~2
 今まで考えても見なかったことに、訳も分からず鼓動が早まる。


 わたし……わたしは、どうしたいの……?


「小都子……」


 自分の気持ちを確かめようと考え込むわたしに、目の前に立った流依が手を伸ばしてきた。


 わたしは思わず、その手が触れる前にビクリと体を震えさせてしまう。

 あと少しでわたしの頬に触れようとしていた手は、そこでピタリと止まった。



 今の震えは拒絶の震えだったんだろうか。



 自分でも分からないけど、流依が拒絶と取ったのならどうしよう。

 ショック、受けたかな……?



 そう思い、恐る恐る流依を見上げた。
< 321 / 389 >

この作品をシェア

pagetop