聖花学園~花よ咲き誇れ~2
 
 ついさっきまで悩んでいたこと全てを打ち消す言葉に、わたしは驚き何度も瞬きをする。



「え……で、でも、流依この前の撮影のとき怒ってたじゃない」

 確認するように聞く。

「それは俺以外の男に色っぽい顔するから……」


「モデルになったらまた男の人との絡みがあるかもしれないんだよ?」

「まあそれは結構腹立つけど、でも前撮影終わったときのお前見て分かったから」


 え? 何が分かったの?


 不思議そうな顔をすると、流依は笑顔で答えてくれる。

「モデルしてるときのお前は演技してるだけだって分かったから。それに、俺にだけ見せる笑顔が一番綺麗だからな」


「っ!?」


 恥ずかしいセリフをさらっと言われ、わたしは一気に顔を赤くする。
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