☆ピュア姫と腹黒王子★
あ、そういえば今…喧嘩中なのか。
「いーえっ、ナンデモアリマセン」
タタタッと逃げる。
──ドンッ!!
いった……
誰にぶつかったのか、少し申し訳なく思っていると上から声が降ってきた。
「ごめんね?余所見しちゃってた……」
この声は……
顔を見るとシュンっとした顔の流架様。
うわぁ〜っ、整った顔立ちだなぁ。
ふむふむ、これがいわゆる"イケメン"なのね。
「……どーしたの?」
怪訝そうな流架様。
やばっ!
マジマジと見すぎた!!
「あ…いえ……」
ってちがーうっ!
あたしはヤンキーなんだった!!!
「…気ぃ付けろ!」
ごめんね!流架様っ!!
ぶつかってごめんね!
あと理不尽なヤンキー論も言っちゃって(汗)
でもあたしのメンツのためだっ!
我慢してくれいっ!!