社長と恋



「あぁ………」


「あれ?
今日もさっき社長と帰るからって言われたのに。」


「え?」


「すれ違ったんですか?」


「や、今日は…………」


『離して!!』


―――!


山崎の声がした方にに振り返ると、山崎が菊地に手を掴まれていた。


「心…!
変なのに心が捕まってる…社長!心を助けてください!」


「…あいつは元彼だ。」


「…え?
でも心、元彼は好きじゃなかったって言ってました。
むしろ、別れてからストーカーみたいになって大変だったって言ってたんですよ!」


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