社長と恋



コクン、と頷いてみせると、秋元さんは少し嬉しそうに笑った。


「じゃあ、今週の日曜水族館な。」


…って、よく考えてみると、二人でどこか行くのって初めてじゃない!?
パーティーはちょっと違うし。
デート…だよね?


ちらっと秋元さんを見ると、楽しみなのか、少し楽しそうな顔をしていた。


…可愛い。
最高の誕生日プレゼントだ。


思わずにやけてしまった顔を隠すためにあたしはソファーに座りに行った。


「お前…手伝えよな~」


秋元さんが振り返ってあたしに文句を言った。


『もう出来るじゃん♪』


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